さがほのか
いちごの品種
平成10年にデビューして以来、「さがほのか」の栽培面積は年々増え、平成17年産佐賀県いちご栽培品種の約90%を占めるようになりました。
果実が大きく色鮮やかで果汁も豊富な「大錦」と全国的にポピュラーな「とよのか」を親にもつ「さがほのか」は糖度が高く、酸味が少ないため特に甘く感じられると評判が高い。
「とちおとめ」を追う「あまおう」と共に今注目されているいちごだ。
★イチゴ基本情報★↓
●栄養価
ビタミンC、ペクチン、アントシアニン、ポリフェノール、カリウム
カルシウム
●効能
高血圧予防、利尿効果、風邪予防、便秘解消、ガン予防、歯槽膿漏を予防
●豆知識
いちごが人に食べられるようになったのは、じつは、石器時代。
石器時代というと、人は狩りや漁、木の実などを採取(さいしゅ)して生活していた。
その時に、野生のいちごをとって食べたのがおそらく最初だろう。
このころは現在食べているいちごの実だけではなくて、葉っぱや茎、根なども薬として利用していたといわれている。
それから、フランスやベルギーなどで、野生のいちごを持って帰って畑で栽培されていたというはなしもあるが、いちごが本格的に作物として栽培され始めたのは、約200年前からといわれている。
北アメリカと南アメリカからの2種類の野生いちごがヨーロッパに運ばれて、2つのいちごがかけあわされて、現在のようなおいしいいちごが誕生した。
野生のいちごに比べて、かけあわされたいちごの実の大きさは10倍にもなって、味の方もだんぜんおいしくなった。
そうして、いちごの人気が出て、世界中の国々で食べられようになるまでひろがったそうな。
実は、あれは、たくさんのタネのつけ根(花托:かたく)が大きくなったものなんだよ。
ももやりんごなどは、タネのまわりの子房(しぼう)が大きく育ってやわらかくなった果肉(かにく)の部分を食べているんだ。
しかし、いちごの場合は、たくさんのたねが、はだかのまま実についていて、子房がほとんど大きくならないんだ。
だから、みんなが食べているいちごは、いちごのまわりにたくさんついているタネのつけ根が集まってできた花托というものになるんだ。
いちごは、このような仕組みから、別名で偽果(ぎか)とも呼ばれている。
●見分け方
色鮮やかである
ヘタがみずみずしい。
でこぼこしていない。
つぶつぶが立っている。
表面にツヤがある。