愛宕柿
果物
渋柿
あたごかきと読む。
愛媛県周桑郡に昔からある特産で、東予市、丹原町、小松町周辺に集団産地が形成され、徳島県などでも栽培されている渋柿。富有柿と同じくらいの大きさで、釣り鐘状の先が細い形で、外見も果肉も淡い黄色をしています。
一説によれば、京都の貴船神社を小松町に迎えたとき、お供えした京都愛宕産の柿の種からの実生と伝えられています。この柿は脱渋が難しかったために、大変な苦心がありましたが、ポリ袋で密封包装することで、おいしい柿を全国へ届けられるようになりました。12月〜翌2月末までと最も遅く出回ります。岡山県の愛宕梨とは全くの別物です。