花御所 柿
果物
甘柿
別名 五郎助柿
花御所は鳥取県八頭郡郡家町の原産。
天明年間の頃(18世紀後半)に、野田五郎助さんがお伊勢参りの帰りに食べた大和(奈良県)の御所柿がおいしかったので、持ち帰って植えたのが起源とされます。「五郎助柿」と呼ばれていましたが、1908年(明治41年)に米子で開催された山陰鉄道の開通記念博覧会で一等賞を得て有名になり、その後「花御所柿」と命名されました。
肉質がとても緻密で果汁が多く、糖度が20度以上でとても甘い品種です。ただし、熟していない時はまだ渋く、11月になって霜がおりるようになると葉が落ちはじめ、実も赤くなって甘くなります。収穫期が11月中旬から12月上旬と他の品種に比べ遅いためほとんどは贈答用。