ピュアホワイト
とうもろこしの品種
フルーツのように甘い幻の白いとうもろこしピュアホワイト。
メロンと同じくらいの糖度で糖度15ともいわれている。
なぜ幻のとうもろこしかというとその栽培の難しさにある。
通常なら隣の畑が同じとうもろこしでも問題ないのだがピュアホワイトの隣で黄色のとうもろこしの花粉が飛んでくるとその影響で色や味が変わってしまうため圃場の間を300m以上離さなければならないからだ。
そうなってくると圃場の面積の広い北海道しかつくることができない。
もちろん収量もそんなに取れるわけでもないので非常に貴重だ。
朝採りのピュアホワイトは地元の方は生で食べる。
とうもろこしはピュワホワイトに関わらず収穫してすぐ食べるのが正しい。収穫してから時間が経つにつれて味の変化が非常に激しいのがとうもろこしで本州でとうもろこしを食べているのは本当のとうもろこしの味ではない。
本当はもっとおいしい。
もしとうもろこしが好きな方なら北海道で生で収穫後すぐ食べてみることをお薦めする。
<基本情報>
●栄養価
ビタミンB1、B2、Eを含み野菜の中では高カロリーで、亜鉛や銅などの微量な栄養素も含んでいます。
セルロースが多く食物繊維も豊富。外皮が厚く、消化がしにくいのが欠点。胚芽の部分に栄養が詰まっている。
●効能
便秘予防、動脈硬化予防、むくみの解消、急性腎炎予防
●豆知識
マヤ、アステカ文明はとうもろこしを中心とした穀類で発展しましたがとうもろこしがその中心の1つだったようです。
コロンブスの大陸発展でヨーロッパに伝わり日本にも16世紀にポルトガルから伝わりました。
しかしこの時点ではあまり数も作らずでしたが明治初期にアメリカから導入された品種が北海道で栽培されるようになり、これが日本のとうもろこし栽培の基礎になりました。
食用の甘味種、加工用の爆粒種、馬歯種、飼料用の硬粒種があり、これらコロンブスが発見した当時にすでにアメリカ大陸で確立していたという
●見分け方
皮付きで皮の緑の濃いものを選ぶべし!とうもろこしは収穫した直後から味が落ち始め24時間たつと栄養価が半減するといわれます。
皮が向かれた状態のものの中で選ぶ場合は粒がそろっていて指で押してへこむくらいが食べ頃。