大根 radish(英) radis du japon(仏) Rettich(独) ravanello、rafanello(伊)
原産地ははっきりとした諸説はないが地中海地方や中東が原産と言われている。古代エジプトから食用としていた記録がある。ユーラシアの各地でも利用されており、日本では弥生時代には伝わり、在来種と中国ダイコンの交雑で栽培品種が成立。江戸時代には関東の江戸近郊である板橋・練馬・浦和・三浦半島あたりが特産地となり、その中で練馬大根は特に有名であった。ダイコンは日本においては品種・調理法とも豊富であり、現代の日本人の食卓(なべ・おでん等)には欠かすことのできない野菜となっている。
野菜としての位置づけにおいては、カブとの類似性が高い。なお、サトウダイコン(いわゆるビート)はアカザ科の別種。
ちなみにダイコンと発音するようになったのは室町時代になってから。
日本が生産量、消費量共に世界一。
葉の色艶がよく、張りのあるものがいい。