わさび wasabi、japanese horseraradish(英)
徳川家康が愛したわさび
わさびは慶長12年7月(1607)、大御所として駿府城に居を構えた徳川家康公にわさびを献上したところ、家康公は、ことのほかわさびを愛好し、門外不出の御法度品として珍重したと伝えられています。アブラナ科の多年草で、日本の特産品です。学名は「Wasabiajaponica」。冷涼な気候を好み全国各地の谷間に自生したり、渓流に造成されたわさび田で栽培されて、香辛料や漬物として利用されています。 本わさぴは、水がきれいで水温が年間を通して13〜16Cであり、水の量や流れの強弱が一定で、日差しをさえぎるための落葉樹があるなど様々な条件が揃った土地でないと育ちません。食用の歴史はきわめて古く、奈良時代の『本草和名』にも記載されており、延喜式にも各地から貢納されていた記録があるそうです。わさぴの辛みの素となるシニグリンは、ミロシナーゼという酵素によって分解されてアリルカラシ油という辛み成分になります。 このシニグリンとミロシナーゼは同じわさぴの中でも別々の紬胞に入っているため、細かくおろして混ぜ合わせることが必要なのです。鮫の皮でおろすのがいいが 普通のおろし金しかない場合は、おろしてから包丁でたたくように刻むと辛みが引き出されます。また、砂糖・塩などをおろし板に少し付けてからわさびをおろすと、酵素の関係で細胞から辛味成分が引き出されいっそう辛くなります。
外観が新鮮で緑が鮮やかなものがいい!
保存:1週間くらいなら新聞紙を濡らしてワサビに巻いて保存するといい。1ヶ月くらいは新鮮に保存できる。
保存:1週間くらいなら新聞紙を濡らしてワサビに巻いて保存するといい。1ヶ月くらいは新鮮に保存できる。